2023/8/20授業解説
<耳>
聴覚器の蝸牛は、外耳道→鼓膜→槌骨→砧骨→鐙骨→前庭窓→蝸牛と伝わる振動を蝸牛内の16399個並ぶ有毛細胞により振動を1個=1Hzとすることで、53Hz〜16452Hzまでを分割し、蝸牛神経電位に変換している。
(※鼓膜には三叉神経系の鼓膜張筋、鐙骨には顔面神経系の鐙骨筋がそれぞれ付いており各々神経系により、過大振動を制限[耳を塞ぐ能動]している。その為各々神経系を制御する電位が聴覚野とループしたものが耳鳴りとなってしまう)
白板中央の蝸牛神経断面図はそこを流れる神経電位角度(音質)がどのように倍音を成分分けして伝達するかを示した例である。断面図に対し、解糖系ATPを球とし、その内容であるミトコンドリア系ATPの倍音角度方向を平面図の形で示している。倍音角度は振動数を30進数化させる必要があり、可聴範囲内で8オクターブを2周の30進数乗数回転としている。
<ブローカー野とウェルニッケ野>
右上は聴覚野と並ぶウェルニッケ野、言語中枢と並ぶブローカー野機能の解説である。
言語とは振動的に言えばフラグ化させた情報の集積と言える。言語も運動行動であり、共鳴的には不成立なソースを例えば動詞化させる。つまり人と人が創る社会では慣例である行動も、共鳴(自然法則)的には非共鳴(不自然)である言語や行動が多々含まれる。
こうした人の自然法則には当てはまらない能動の中枢となるのが、平均律で駆動する言語運動野である。その言語運動野の純正律からの解離具合を監視しているのがブローカー野。だから健常者のブローカー野は前頭葉がどれだけ平均律を使うかを常に監視している。
一方ウェルニッケ野では、蝸牛で純正率比分けされた音解析を行う聴覚野とブローカー野から送られる前頭葉の平均律使用量を相対的に比較して、体振動(体情報)との接続具合を管理している。具体的には頸動脈から頭部に流入する血液量、リンパ液量のコントロールと、血液脳関門をコントロールする視交叉レベルの圧力(眼底圧)の調整をしている。この後者がそのまま獲得免疫量となり、言葉による自然共鳴の制御である。
<観念言霊子音セット>
この制御は白板2左にある、「基礎言霊53音」。つまり子音総数をkey何で使うかということ。基礎言霊53から基礎母音を引いた48が基礎子音数である。
48(観念言霊子音セット)×12(音律)=576(観念最大値)
この日本語に於ける観念最大値、つまりどのkeyでも観念を優先させる前頭葉が観念言霊子音セットを12セット持っている。一方観念最小値はkey1個だけの場合。特にC調がそれに該当し易く、1つの観念言霊子音セットのみ、外界都合を優先させる。だから観念量は12段階の人タイプに分けられる。
<八幡神社と神社>
このように耳と思考基礎機能が理解できると、その先、白板2中央の閾値論を論じられる。
閾値とはニューロン接合部であるシナプス分子伝達により起こる振動共鳴の理論化機能のことである。その閾値がどのように発生するかを解説する。
この解説をする前にこんな考察に至った出来事を紹介します。
数ヶ月前のいつもの関西塾の帰り、新幹線からこんもりとした小高い森が見えました。その森にはどうも地元の神社がついていました。場所は京都と米原の間です。何も考えず窓から見ていたオレに何かが話しかけました。具体的なことは忘れちゃったけど、どうも呼ばれているような😁。そしてGoogleマップで検索すると単なる八幡神社です。でもその周囲にはさらに名も無き神社⛩が、、、セットなの?そんな雰囲気を感じました。そしてこの白板授業の前日、1日前乗りして行ってきました。行って解ったことが白板に書いた溜め水と流水の違い。八幡神社には大きな石甕があって水が張られていたのです。
もう一つの名も無き神社は小山の上にありました。鬱蒼と繁る孟宗竹。斜度15°くらいの道はわりと広いのだけど倒れた竹が行手を阻みます。「🎤その森は未だ人類が到達せん財宝をひた隠すように我々を阻むのだった」~川口浩探検隊風🤣~
冗談さておき、名も無き神社では写真の露出について学びました。
写真の露出とはカメラの絞り値と光量とフィルム感度の関係性のこと。それを人体で言えば、絞り値は虹彩。瞳孔の大きさを変えます。フィルム感度は網膜です。それらを光量に応じて調整しているわけです。そしてこの感度の決定が神経閾値で成されている。
まあそんな事となりで白板2の考察です。
<閾値>
閾値とは…
一般に感覚や反応や興奮を起こさせるのに必要な、最小の強度や刺激などの(物理)量。のことで生体に於いては「いきち」と読み、半導体などの物理分野では「しきいち」と読む。
これを電子回路でも生体でも説明できます。但し電磁気学で説明すると、体感的な納得がし難いので生体で説明します。
まずニューロン接合の最小単位は2つのニューロン接合部シナプスです。シナプスでは髄液中で樹状突起と受容体にギャップを設け、伝達分子を放出。それを受容体が捉えることで伝達をしています。これを式化させるとこう書けます。
…1/100、1/10、1/1→🕳←1/1、10/1、100/1…
🕳を挟んで左辺が一つのニューロン、右辺がもう一つのニューロン。🕳はシナプスです。
ニューロン1→🕳←ニューロン2
そして閾値そのものはニューロン1乃至ニューロン2どちらかが決定し、その閾値を超えた時伝達。閾値の決定は決定すべき情報がinしたニューロン側。
これを視覚で例えれば、ある光量に対し網膜が刺激され(情報がin)、閾値が決定、虹彩が瞳孔サイズを変化、光量に対し的確な露出が決定する。ということです。
つまりニューロン連携単位の伝達する側でもされる側でも閾値を決定出来、その決定に従った伝達を閾値を決定された側がするのです。そしてこれがオクターブ理論と言えます。それはオクターブに満たない振動を足してオクターブになるように補完する振動の双方の関係がオクターブという状態。脳内伝達がこのシステムだから人はオクターブという絶対的な感覚を持っているのです。
そしてこのオクターブを式化すると以下。
2d→🕳←3d
音感(root)を感じられない振動→🕳←音感を感じられる振動
さらにこれらの伝達を起こす伝達分子はシナプス内の髄液が停滞していないと伝達出来ない。これが八幡神社で教わった事。だから髄液が流れた時、所謂抜けた感覚を感じ、脳内帯電が終息するのです。
因みに停滞水と流水の違い(清流↔カオス)から、生物の質、脊椎動物と体節動物の違いにも考察は進めます。カオスから発生できる体節動物たちは体節の各部に思考可能な中枢を持っています。だからゴキブリは頭をすげ替えても生きていけるんです。ところが脊椎動物は脳に中枢を集約させている為、過度な混沌振動条件では生存不可能なんです。
<時間概念>
白板2中央右下には1Hzと2Hzの差とあります。この考察はTwitterのこのスレッドに詳しくあります。
時間とは物事の記憶から生まれる時系列が創り出すこと。基本的に空間とは関わりありません。それも記憶が脳内一時記憶と体内固定記憶がある為、時間進行速度がバラバラなのです。
<閾値から解る大脳記憶システム>
閾値システム(白板2中央下)から時系列を構成し得るニューロン連携個数が考察できます。それが白板1左下隅です。
脳内一時記憶では大脳ニューロン層の5/6dで6つのニューロン連携(交流)がその記憶最小単位です。一方体内固定記憶では7/8dで12個のニューロン連携(直流)がその基礎単位となります。
以上が2023/8/20関西授業の内容です。